今回の記事は、2016年11月にメオトークに掲載されたレシピの復刻版です。
(より読みやすく、画像や文章は一部更新しています。)
以前書いたこちらのレシピのリンク先も見られない状態になっていたため、
ブログに書くことにしました。
メオトークは、株式会社ハイウェルと株式会社京橋ファクトリー の2社共同で運営する夫婦向けウェブメディアで、依頼を受けて執筆をさせていただきましたが、現在はサービスを終了しています。
その他 Spotlight に掲載されていた記事につきましても、サービスが終了しており、今は全て読めません;
時が経てば、そんなこともあります…。
仕方ない…。
でも、それで読めなくなってしまうのは残念なので、こちらに書きたいと思います。
今回のレシピは、できる限り夫婦目線を意識して執筆をしているため、普段とは雰囲気やニュアンスが少し違うかと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
【風邪予防&症状改善に】餃子の皮で! 包まないエスニック風ワンタンスープ
「今日は餃子の予定だったんだけど、作れなくてごめんね…。」
キッチンで夕飯の支度をしていたら、風邪をひいた妻が様子を見に来た。
家のことはいつも妻に任せっきりだけれど、今日は休みがとれたのでなるべく妻の看病をしてあげたい。
僕:「熱があるんだから、もう少し寝た方がいいよ。」
妻:「うん。わかってるけど、目が覚めちゃって…。」
僕:「体が温まるように、餃子じゃなくてスープにすることにした。」
妻:「スープ?それは楽しみね。あなたが作ってくれる料理は、何でも美味しいから…。」
僕:「……」
僕は決して料理上手ではないけれど、妻にとっては、僕の料理が元気の源になっているのかもしれない。
普段作るときは意識してないけれど、今日は風邪がなるべく早く治るような料理を作ってあげたいな。
【材料】
作りやすい分量(約5~6人分)
- ココナッツミルク:1缶(400ml)
- 乾燥小海老:適量(7~8g程度)
- ひき肉(豚or鶏):300g程度
- 長ネギ:10cm(50g程度)
- えのき:1/4株(正味50g程度)
- 春菊:1/3袋(50g程度)
- 餃子の皮:1袋(20~30枚程度)
- 生姜、ニンニク:各1~2片ずつ
- 片栗粉:大さじ1杯
- レモン、パクチー、赤唐辛子:(あればお好みで適量)
- ナンプラー:適量(肉用大さじ1杯、スープ用大さじ1杯程度)
【材料や道具選びのポイント】
- 子持ちの甘海老で作るとさらに美味しくなります。アレルギーが心配な場合は挽肉多めで海老無しにしたり、イカやアサリ等に置き換えてもOKです
- ひき肉の種類はお好みで選んでください。脂が気になる人は赤身のひき肉がおすすめ
- レモンはかぼすやすだちなどでもOK。市販の果汁でも代用可
- ワンタンの皮でも作れますが、別鍋で茹でる手間があるため、餃子の皮がおすすめです
- 使用する青菜は他のものでも代用できます
- 最後にご飯を入れても美味
【主な栄養成分と期待できる効能】
- ココナッツミルク:油に含まれているラウリン酸に抗菌や抗ウイルス作用
- 長ネギ:白い部分に含まれるネギオールという成分に抗菌、解熱、発汗作用
- 春菊:αピネンやベンズアルデヒドなどの香り成分に食欲増進効果
- 豚肉:タンパク質は体温上昇、ビタミンB1に疲労回復、スタミナ増強の効果
- 鶏肉:タンパク質は体温上昇、皮に多いビタミンAには粘膜を正常にする効果
豚肉はネギと食べると、ビタミンB1の吸収率が上がり、効能が持続しやすくなります。
1.春菊は洗い、えのきは石づきを切り落とし、食べやすい長さに切ります
春菊とえのきは同じくらいの長さがベスト。
(春菊が太い場合は、下10cm程度のところに縦に切り込みを入れて下さい)
長ネギはみじん切りに、 生姜とニンニクはすり下ろしておきます。
2.鍋に水4カップ(800cc)・乾燥小海老・半量の生姜・ニンニクを入れ、火をつけます
(※生の海老を使う場合は行程4の最後に加えて下さい。有頭の場合は流水でさっと洗い、キッチンバサミで髭を短く切り揃えてから加えます。殻は剥いても良いですが、そのままの方が味が出ます。)
3.弱火~中火で加熱し、沸くまでにワンタンの具を準備します
豚ひき肉をボールに入れ、残りの生姜・ニンニク・ネギ(半量)・ナンプラーを入れたら、スプーンでよく混ぜます。混ざったら片栗粉を加えてさらによく混ぜます。
(片栗粉は調味料と一緒に入れるとダマになる場合があるので注意)
4.沸いたら弱火にして、ひき肉をスプーンで形を整えながら入れます
整えるときは大きめのスプーンが2つあるとやりやすいです。多少は崩れても大丈夫。
入れ終えたら、春菊とえのきも加えます。
5.中火にして再沸騰してきたら灰汁を取り、ココナッツミルクとナンプラーを加えます
ある程度温まってきたら最後に餃子の皮を1枚ずつ入れ、1~2分ほど加熱したら火を止めます。
※皮は必ず食べる分量だけ加えて、加熱しすぎないようにして下さい。また、ココナッツミルクが分離するため、入れた後はなるべく沸騰させないようにして下さい。
残りのネギをのせて、お好みでレモンやパクチー、唐辛子などを加えたら完成です。
ジューシーな肉団子と、もっちりした餃子の皮がたまらない。
風邪をひいた妻も美味しそうに残さず食べてくれました。
旨味がたっぷり染み出た濃厚なスープは、一口飲むと病みつきになります。
クセのある野菜も美味しく食べられるので、是非作ってみて下さいね。
2024.3,7
読みやすく全体を更新しました
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