そろそろ1月も下旬に差し掛かり、来月にはバレンタインがきます。
想いを寄せる人や、お世話になっている人、自分へのご褒美にチョコレートを購入する人が増える時期。
普段あまり見たことのないチョコレートも店頭に並びますが、最近、私が本当に食べたいと思うチョコレートは減ってきました。 幼い頃はどのチョコレートでも美味しく感じられ、満足できていたのですが、今は購入する際に色々考えることが増えてきています。
例えば‥
- 保存料、着色料、香料、乳化剤は入っているかどうか
- カカオマスやカカオバターの含有量はどの程度か
- 使用されている糖類の詳しい原材料名に何が書かれているか
- 人工甘味料が入っているかどうか
などなど‥。
ブランドやパッケージ等の内容よりも、原材料表示を見ています。
私が本当に食べたいと思うチョコレートは、一言で言えば「余計な加工や材料が加えられていない本来の風味が味わえるチョコレート」。
カカオバター以外の油脂や、保存料、乳化剤などが加えられていない、シンプルなチョコレートです。
‥ですが、そんなチョコレートは普通のお店で探していても、中々見つからないのです。
製菓用チョコレートも含めて、市販されている8~9割のチョコレートには添加物が入っています。製造時に作りやすく、しかもコストを安く抑えられるように作られたチョコレートが実はほとんどなのです。
本来、添加物無しでチョコレートを作るとなると、ひたすら材料をすり混ぜて乳化させ、そのあと調温(テンパリング)をして成分を安定させる必要があります。何日もかかる作業に本当ならなるのですが、乳化剤や安定剤を使用して効率よく作られているチョコレートがほとんどなのです。
原材料に植物油脂などの別の油を加えてかさ増しをし、低下したカカオバターの風味を補うために香料などの添加物を加えているチョコレートも多いのです。
◆普段よく目にするチョコレートには「本来のチョコレート」が少ない。
◆製菓用チョコレートも「本来のチョコレート」は少ない。
◆カカオに含まれる効能も「本来のチョコレート」でなければ、そもそも恩恵が得られにくい。
◆「手軽で便利なチョコレート」は、「本来のチョコレート」とはかけ離れていく傾向がある。
「本来のチョコレート」は、どこに行っちゃったの?と言いたくなるくらい、普通のお店では見かけることができなくなっています。
そんな中、ふと出会ったのが、People Tree さんでした。
◇ ミルク・チョコレート(写真左側)
【原材料名】 黒糖、カカオバター、全粉乳、カカオマス、粉状ヘーゼルナッツ
◇ カラメルクリスプ・チョコレート(写真右側)
【原材料名】 砂糖、全粉乳、ココアバター、カカオマス、ヘーゼルナッツ、バター、グルコースシロップ(小麦由来)
代替油脂、保存料、着色料、余計な香料が含まれていない 「フェアトレード・チョコレート」 。
カカオの生産者と正当な価格で契約を結んで買い取り、製造されていることを意味しています。
(フェアトレードが増えれば、正当な価格で買い取らず、非常に安価な価格で地元業者が根こそぎ買い取ってしまう状況が減り、良質なカカオを安定して生産しやすくなります。)
◆ People Tree さんのフェアトレードチョコレート
http://www.peopletree.co.jp/choco/
・ その他のお勧め(参考)
◆ 第三世界ショップさんのフェアトレードチョコレート
http://www.p-alt.co.jp/asante/pg418.html
フェアトレード原料で製造されたオーガニックチョコレートで、保存料・着色料・余計な香料・乳化剤が入っていないものは、意外と少ないです。
オーガニックを謳っていても人工甘味料や乳化剤を使用しているものもあるので、自分の目で見極めることが大切です。オーガニック素材を使用しているにもかかわらず、有機JASマークの表示がない場合は、何かしらの理由があるものと考えて良いと思います。
安心安全な自然食品は高値のイメージがありますが、それでも安いものは50gで300円程です。
安い市販品の板チョコと比べれば値段は3倍ですが、大量に食べる機会はそれほど無いと思うので、手が届きやすい価格になってきていると思います。製造の手間や時間を考えれば妥当な価格ではないでしょうか。
そして、なんと言っても味が美味しいのです。カカオ本来の芳醇な風味がしっかりあって、ふわっと口溶けが良く、味も濃厚です。
板チョコはこんなに美味しく作ることができるのかと、私は食べたときに感動しました。
ひとつひとつを噛み締めるように食べながら、取りあえずお茶を一口。
至福の時間ですね~。
(食べた後の余韻に浸る。)
‥‥さて。。
では、話を戻します。
バレンタインで、皆さんはどんなチョコレートを贈りますか?
見た目、価格、安全性、美味しさ、 どれを重視するでしょうか。
何を渡すかは、もちろん好みで良いと思います。
ただ、もしも「本来のチョコレート」を知らないのであれば、一度試してみることを私はお勧めします。
チョコレートに添える手紙も大事ですが、チョコレートそのものを選ぶ段階から相手を想う気持ちが伝わると、さらに喜ばれますよね。
渡す場所、シチュエーション、段取り、チョコと手紙の準備などなど。
渡す方はドキドキですが、今年も幸せな1日をチョコレートと共に皆さんが過ごせますように。
※(2015.1,25 追記) 今年はこんなチョコレートも手に入りました ↓
◆Chocolat Stella さんのミルクチョコレート(写真左側)
【原産国】 スイス 【原材料名】 砂糖、全粉乳、ココアバター、カカオマス、ヘーゼルナッツ、バニラ香料
〔フェアトレードチョコレート。オーガニック。乳化剤、人工香料不使用〕
HP ↓
https://www.swisschocolate.ch/de/home.html
◆MAROU さんのティエンジャンチョコレート(写真中央)
【原産国】 ベトナム(ティエンジャン省) 【原材料名】カカオマス・カカオバター(70%)、砂糖(サトウキビ由来)
〔※カカオはオーガニック使用ですが100%の明記は無く、曖昧。砂糖の詳細不明。フェアトレードの明記無。〕
不明な点がいくつかあり、あまりお勧めはできませんが、産地に拘る人は食べてみても良いかも。
◆Dolfin さんの tohi ミルクチョコレート(写真右側)
【原産国】 ベルギー 【原材料名】 甘蔗糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、バニラパウダー
〔フェアトレードチョコレート。同シリーズにJAS有機認証製品多数。このフレーバーにはJAS有機認証表示無し。〕
おそらく原材料や製造課程の安全性、事務手続きなどの理由で取得できない事情があるのだと思います。
HP → http://www.tohi.be/
まとめてみると、無添加やオーガニックと表示されているチョコレートでも、やはり色々ですね。
材料の詳細や企業のポリシーなど、色々調べていくと本当にお勧めできるチョコレートはほんの一握りになってしまいます。
何を選ぶかは食べる人の自由で、気に入ったものを選べば良いと思いますが、気になった人は色々調べてみることをお勧めします。環境に配慮した製造方法に拘る企業もあったりします。
無添加、有機、フェアトレード以外の見方も様々。
(2017.1,4 追記)
今年は人工甘味料のマルチトールを使用したチョコレートを見かける機会が増えたため、文章の一部を更新しました。マルチトールはカロリーオフや虫歯予防のメリットがありますが、原材料の安全性に懸念があるので注意して下さい。
(2021.12,13)
文章全体を読みやすく更新しました。
今後も随時更新します。
チョコレートやココアを使用したマイレシピ一覧
(2022.4,1 追記)
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