【鼻から胃カメラ体験記】 検査時のコツや心得、費用など

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突然ですが、先日私は久しぶりに胃カメラをしてきました…。

 

私の場合は小学~中学生時代に3~4回既に経験しているのですが、最初は全身麻酔、中学からは部分麻酔で、いずれも口からのみでした。あれから月日はだいぶ流れ、鼻からできる病院がかなり増えたように感じます。

 

そこで今回は私のように不安やトラウマがある人でも前向きな気持ちになれるように、私が話せる範囲の体験談を書いてみたいと思います。

 

 

 

●まずは病院の探し方について

 

今はインターネットで調べると「鼻から.jp」という名前の素敵なサイトがあり、そこの検索を使うと鼻から胃カメラができる病院やクリニックを探すことができます。近所にある馴染みの病院も悪くないのですが、そもそも対応していない場合も多いので、事前に確認することが大切です。

 

また、胃カメラは担当する医師や看護師さんの腕の良し悪しが出やすいため、できるだけ専門に扱っている最新の病院かクリニックで受けた方が良いです。それと、大型病院では初診料が高かったり、予約が取りにくい場合があるので注意が必要です。1から調べるのは若干面倒ですが、その後も通う可能性が高いため、慎重に選ぶのが大事です。

HPに料金や検査の説明などが詳しく書かれている病院やクリニックでの受信をおすすめします。

 

 

●受けるときの最適な時期について

 

鼻の内部が狭いとカメラが入らないので、鼻炎などの炎症が起こりにくい時期が最適です。花粉症がある方は春や秋を避け、風邪をひきやすい冬もできれば避けた方が無難です。

 

 

●事前予約の有無について

 

胃カメラの場合は予約が必要になることが多いですが、呼気検査の場合は予約無しで受けられる場合があります。迷ったときは前日9時から食事を摂らないようにしていくと、その日空があれば受けられる場合も稀にあります。

 

 

●受ける前にしておいたほうが良いこと

 

LG21を食べている人はピロリ菌検査で陽性反応が出にくくなるので、検査1週間前くらいから食べないようにしておいた方が無難です。(呼気検査のみの場合も同様。)あとは、カメラを入れるのが左右どちらの鼻なのかをある程度自分で決めておくとスムーズです。左右それぞれの鼻を塞いで呼吸をしてみて、通りが良い方を確認しておきます。

 

 

●現場で教わった検査時のコツ

 

検査中は顎を引きすぎず、上を向きすぎず、首を少し前方に伸ばすような体勢をとるようにすると楽です。また、舌の奥に触れないように舌を常に出すようにするのも効果的です。カメラが入った後は、唾液を飲み込んでしまうと胃の中で泡が発生して診察が難しくなります。そのため唾液は垂れ流しにするか、ティッシュなどに吸わせて取るようにしたほうが良いです。入れるときに違和感がどうしてもありますが、モニターをなるべく見るようにすると、気分が少し楽になります。

 

内部を診ているときに小刻みに呼吸してしまうと画像が見えにくくなるので、深呼吸するのもポイントかな。緊張しているときは事前に看護師さんにお願いして、検査中に背中や肩をさすってもらうようにするのもおすすめです。(希望があれば鎮静剤を使用してくれるところもあります。)

 


 

【私が今回胃カメラをしようと思った経緯について】

 

小学~中学生時代にピロリ菌が原因でかるい十二指腸潰瘍を患い、嘔吐や腹痛が続いていたのでガスターを毎日服用していました。しかし長期服用には発がん等の懸念があるらしく、中学生の頃に除菌をすることになりました。(母曰く)当時は大人でようやく除菌する人が出てきた頃だったので、小児ではほぼ前例がなかったらしいです。

 

除菌後にピロリ菌の検査を内視鏡で行ったのですが、完全に除菌はできておらず、恐らく少数いるであろうと医師から言われたのを覚えています。完全に除菌しても再発する懸念が当時はあったため、LG21で菌の増殖を抑えられるのであれば、今後は経過観察にしましょうという話になりました。

 

ピロリ菌除菌後は劇的に症状が改善したので薬は一切飲まなくなり、代わりにLG21を食べるようになりました。その後ずっと不調になることはなかったのですが、長い月日が流れた今、胃もたれが少し気になるようになり、今回の胃カメラを受けるに至りました。

 

 

 

【私が体験した検査の流れ】

 

1.まず、問診。

 

私の場合は、歯科で使う麻酔と同じタイプの麻酔を使うため、過去に気分が悪くなったことがないかを聞かれました。あとは病歴や、現在飲んでいる薬の有無、胃カメラの経験なども聞かれました。前日の夜9時以降に飲食をしていないかどうかも最終確認します。(当日の朝、コップ1杯程度の水は飲んでいましたが大丈夫でした。)

 

 

2.液体(消泡薬)を飲む

 

胃の中を綺麗にして表面を見やすくするために、紙コップに入った水のような液体を飲みます。分量は100ml程度。私は80ml程度しか飲めなかったのですが、それでも半分以上は飲めていたので大丈夫でした。シャンプーを薄く溶いたような妙な風味がするため、無理そうな場合は鼻をつまんだ状態で飲むと、かなり飲みやすくなります。

 

 

3.鼻にスプレーをする

 

カメラを入れたときに出血しないように、血管収縮効果のある薬を鼻にスプレーします。片方のみのところもあるかもしれませんが、私の場合は両方しました。横になってするため、のどに落ちてくると少し苦味があります。

 

 

4.麻酔のゼリーを入れる

 

カメラを入れたときの違和感を和らげるため、麻酔ゼリーを鼻に注入します。こちらも両方の鼻にしました。のどに落ちてくると少し苦味があります。頻繁に飲み込んでしまうと口の中に広がりやすくなるため、落ちてきたときだけ飲むようにすると良いです。

 

 

5.仮のチューブを入れる

 

カメラを入れる方の穴を決め、麻酔ゼリーを塗った仮チューブを入れます。このときに痛みが強い場合は鼻の中が狭い可能性があるので、心配な場合は相談して反対側の穴に変えてもらうのが良いです。唾液を飲み込んだときに喉の奥が詰まったような感じがしていれば、麻酔が効いてきたサインです。

 

 

6.横向きになり、検査開始

 

チューブを抜き、カメラを入れます。モニターの画像を見て両方の鼻の中が狭いと判断された場合は、口からになります。私の場合は予定していた左側の穴狭く、右側の方がギリギリ入りそうだったので、右側になりました。

 

 

7.観察後、組織を少量採取

 

鼻の中、食道、胃、十二指腸までを診察します。途中でポリープがあった場合は、カメラの先端部分で採取します。胃にポリープがあった場合は、呼吸をしていると作業がしにくいため、先生の合図で一度呼吸を止めるようにします。痛みは全くなく、少しつつかれたような感覚がします。

 

胃液が多い場合は診察ができないため、カメラの先端から適量吸引します。一通り診察が終わったら、ピロリ菌の検査用にも細胞を採取します。(私の場合は特に色などがついていない小さなポリープが二個あったので両方を採り、片方をピロリ菌の検査用に使っていました。)

 

 

8.終わったら

 

カメラを抜きます。その際に鼻から血が出る場合がありますが、垂れるほどではないのでそのうち止まります。良心的な先生であれば、抜くときも再度食道や胃の様子を診てくれます。検査後1時間程で食事が可能。

 

 

(9.呼気検査)

 

今回の胃カメラでは特に目立った炎症が無く、ピロリ菌の存在が曖昧だったため、私の場合は呼気検査もその後すぐに受けました。弁が付いた特殊な袋に息を吹き込み、その後直径6mmくらいの白い錠剤を決められた分量の水と一緒に飲みます。飲んだら左側を下にした状態で5分間、その後座った状態で15分間待ちます。(飲んだ後は立ち上がらないようにする等の細かい規定があったので、事前に説明をよく聞くようにします。)時間が経ったら再度袋に息を吹き込んで完了。(看護婦さん曰く、使用する薬は病院によって違う場合があるそうです。大きめの錠剤のところもあるとかないとか。)

 

 

【所要時間について】

 

私が伺ったクリニックでは、他の患者さんの診察をしつつの胃カメラでしたが、約1時間半程で終わりました。胃カメラのみであれば、およそ1時間程度で終わります。

 

 

【費用について】

 

私の場合は過去に病歴があることと、現在胃もたれの症状が少しあることを告げたら、全体の料金は9800円になりました。内訳は、初診料・胃カメラ診察・ポリープ2個の病理診断・呼気検査。(呼気検査で+800円になっています。)保険が適応されたので3割負担になりました。

 

最初は胃カメラをしないでピロリ菌の除菌のみを考えていたのですが、その場合は実費になるため、3万円程度かかると看護師の方に言われました。逆に胃カメラを受けてから除菌をすると、除菌の薬代も含めてかかったとしても2万円程度で済むそうです。

 

鼻からとは言うもののやはり違和感や独特の辛さはありますが、直接内部をカメラで診てもらえるので、メリットの方が大きいなと私は感じました。久しぶりに胃カメラをする人や、まだ一度も受けたことがないという人は、ポリープなどがある可能性も高いので、一度やってみた方が良いと思います。

 


【検査後の結果】 2016.12,12 追記

 

ピロリ菌は陰性で、ポリープも良性でした。所見欄に胃底腺ポリープと書かれており、炎症像は軽度で再生像、化生像、壊死は認められませんでした。

 

クリニックの院長に他にも色々聞いてきたので、下記にまとめておきます。

 

 

●ピロリ菌には様々な型がある

 

初耳で私はビックリしたのですが、現在は研究が進んでいて様々なピロリ菌が存在することがわかってきているそうです。ブラジルやアジア系の東洋にいるピロリ菌に感染していると胃癌になるリスクが高まるらしく、逆に西洋のピロリ菌の場合は感染していても胃癌になることはほとんど無いのだそうです。まだ研究段階のため、一般診療では菌の特定検査ができないそうなのですが、もしかしたら近い将来できるようになるかもしれませんね。

 

 

●ほとんどが0~4歳のうちに感染する

 

よく聞く話なのですが、やっぱり院長にも言われました。0~4歳のうちは免疫力が低めのため、気を付けないと感染しやすいそうです。綺麗にしすぎるのも好ましくないですが、できるだけ感染しないように心がけることが大事ですね。

 

 

●完全除菌後の再感染について

 

完全に除菌できた人でも5年後には数%の人が再感染するそうです。一般的な人はほぼ再感染しないそうなのですが、特にエイズなどの病気で免疫力が低下している人は再感染しやすいのだそうです。

 

除菌後は自覚症状や現状のピロリ菌の有無に関わらず、毎年胃カメラを受けるのが理想なのだと言われました。ピロリ菌に感染したことがある人と感染したことがない人を比べると、除菌が成功していて維持できていたとしても、過去に感染経歴のある人の方が胃がんになるリスクは高いのだそうです。(過去に回復や再生を繰り返していると、遺伝子の変異は起こりやすいという判断。)

 

 

●胃がんにも胃カメラが有効

 

現在は血液検査でもがんの有無がわかるそうなのですが、末期の症状に近づかないと数値には出にくいそうです。そのため、自覚症状がなくても胃カメラを定期的に受けることが大切なのだそうです。

 

 

●現在の鼻胃カメラの性能と限界

 

院長曰く、もっと細いカメラはあるそうなのですが、その分画質は少し落ちてしまうのだそうです。とはいうものの、日々改良されているため、現在鼻が狭くて胃カメラができない人でも受けられるようになっていくかもしれません。また、簡単なポリープ採取などは鼻からできますが、摘出手術など大掛かりなものはやはりできないのが現状のようです。

 

 

●もっと楽に胃カメラを受けるには

 

一概には言えませんが、大きな病院は比較的太めの胃カメラを使う場合が多いのだそうです。逆に検診を専門に行っているような病院は、患者さんの負担をできるだけ減らす方向で考えているところが多いため、苦痛が少ない胃カメラをする場合が多いのだそうです。(施設によって様々ですが。)

 

 

●開業医の現状

 

今回私が伺ったクリニックは比較的新しいクリニックだったのですが、院長曰く、新しい胃カメラを購入するのは金銭的に難しいのだそうです。私は今後さらに細い胃カメラの導入を期待していたので、ちょっと残念に思いました。次回もし別のところで受けるとしたら、検診に慣れている病院か、新しい機材を揃えていそうな最新の専門クリニックを選ぶかもしれません。

 

以上が今日院長から聞いた話でした。

 

医師によって意見が若干違ったり、今後の研究の進行によって状況や判断が徐々に変わってくるかと思いますが、現時点ではこんな感じみたいです。

 


【ピロリ菌について】

 

私が伺ったクリニックの院長曰く、LG21を毎日食べて誰しもが完全に除菌できるとは言い難いのだそうです。(減少効果はありますが。)それと、風邪などで抗生物質を飲むことが多い人は、稀にその抗生物質によってピロリ菌も一緒に死んでしまう場合があるのだそうです。私は子供の頃に完全除菌まで至らなかったのですが、LG21と抗生物質の影響のためか、胃の状態は良好でした。

 

 

【今後の胃腸との向き合い方】

 

院長曰く、どんなに胃腸の状態が健康な人であっても、年齢を重ねるにつれ胃腸の動きなどが変わってくるため、消化能力は落ちていくのが普通なのだそうです。そのため、健康な状態であってもなるべく刺激物の多い食事や脂っこい食事、塩分や糖分の多い食事は控えた方が無難という結論に至りました。あとはお酒やたばこもですね。

 

若い頃に食べられたものが食べられなくなってくるのは悲しいことですが、歳を重ねると美味しく感じるられる食べ物も出てくるので、少しずつ工夫していくしかないのかもしれませんね。

 

忙しいときはなかなか難しい場合もありますが、今後も体をいたわりながら自分の胃腸と上手く付き合っていきたいと思います。・w・