9月1日は防災の日です
いざというときの備えや心構えは皆さんできていますか?
常備している物の使用期限や消費期限の確認は大丈夫でしょうか。
もしも電気が止まったら
もしもガスが止まったら
もしも水道が止まったら
もしも外出できなくなったら
もしも物が手に入らなくなったら
起こり得る状況をなるべく意識しながら、できるだけ備えておきたいものですよね。
‥そんなわけで
今回は非常時の食に関する内容が中心になりますが、私なりの考えを書いてみたいと思います。また、過去に私が作ったレシピで非常時にも作りやすいものがあったので、それも合わせてご紹介したいと思います。
あくまで個人的な考えなので参考にならないかもしれませんが、気になった人は読んでみて下さい。
まず、非常食の定番である乾パンですが、皆さんはどのように食べているでしょうか。
そのままだと粉っぽかったり、味気ないと感じる人も多いのではないでしょうか。そんなときは、乾パンと一緒に餡子の缶詰を常備しておくのがお勧めです。
↑ 上のレシピは缶詰の餡子を乾パンに挟むだけの簡単レシピなのですが、意外と美味しいです。
サクッとした乾パンとしっとりした餡子を合わせることで、粉っぽさや味気なさをカバーすることができます。餡子缶も乾パン同様に日持ちするので、1缶常備してみては如何でしょうか。
【材料】作りやすい分量(目安)
- 乾パン:200g程度(100g缶×2 or 200g入り袋×1)
- あんこ:200g程度(1缶)
- バターやホイップクリーム:お好みであれば適量
【作り方】
- 乾パンを裏返しで並べます
- お好みでバター等を塗り、あんこを少量ずつのせます
- 上に乾パンをのせたら完成
(補足や詳細はリンク先を参照)
こちらは餡子ではなく、チョコを挟んだもの。
手で割った板チョコを直接挟んで食べても美味しいため、火や電気が使えない状況にもお勧めのレシピ。
見た目は全く違いますがポッキーのような味わいなので、お子さんにも喜ばれるかと思います。チョコレートも日持ちするので、非常食用に常備しておくと便利。
【材料】作りやすい分量(目安)
- 乾パン:1缶分(100g缶)
- 板チョコ:1枚
【作り方】
- 乾パンを裏返しに並べて、小さく割ったチョコをのせます
- ラップとチョコが触れないようにラップをかけて、レンジで加熱します
- 上に乾パンをのせたら完成
(補足や詳細はリンク先を参照)
こちらは、日持ちする鯖の缶詰を使った簡単レシピ。
豆腐も鯖も加熱なしで食べられるので、いざというときに便利です。
豆腐が無かったり、冷蔵庫が止まって傷んでしまった場合は、代わりに余り野菜で代用ができます。
(例:薄味で生でも食べられる葉物野菜、トマト、キュウリ、大根、ネギ類等。ご飯や麺類が用意できる場合は、具として上にかけるだけでも美味。)
豆腐で作る場合は豆腐の水分のみで煮ることができるので、カセットコンロと鍋さえあれば電気ガス水道の全てが止まっている状況でも作ることができます。
今回は味噌味で作っていますが、色々な味を常備しておくと飽きにくく、より楽しむことができます。
【材料】作りやすい分量(目安)
- サバ缶(味噌煮):1缶
- 木綿豆腐:2丁
- 濃縮めんつゆ:大さじ1杯
【作り方】
- 鍋に豆腐を崩しながら入れます
- 鯖缶を汁ごと入れ、塊を2つに割ったら、麺つゆも加えます
- たまに煮汁をかけながら、中火で約3分煮ま
- 器に盛って、上にお好みで薬味をのせたら完成
(補足や詳細はリンク先を参照)
こちらは、日持ちする帆立缶、きゅうり、マヨネーズのみで作れる簡単サラダ。
レシピでは包丁できゅうりを輪切りにしていますが、包丁とまな板がなくてもできます。
きゅうりは麺棒やコップ等で叩いた後、手で粗く割るだけでもOK。
もしもマヨネーズが無かったり、冷蔵庫が止まって傷んでしまっている場合は、シンプルに塩だけで作っても美味しくいただけます。きゅうりは他の野菜で代用可能。
(例:缶詰のコーン、生でも食べられる葉物野菜、トマト、大根、ネギ類等。)
ホタテ缶は日持ちが良く出汁もでるため、あると非常に重宝します。ご飯や麺のお供にしたり、炊き込みご飯や汁物の出汁&具として使えるのでお勧め。帆立缶の代わりに、カニ缶等を使っても美味しいです。
【材料】2〜3人分
- きゅうり:2本
- ホタテ貝柱水煮缶:1缶
- マヨネーズ:大さじ3杯
【作り方】
- きゅうりを薄く輪切りにします
- ホタテ缶とマヨを加えます
- ホタテをほぐしながら混ぜて完成
(補足や詳細はリンク先を参照)
こちらは、味付きもずくとカニかまを切り昆布と混ぜ合わせただけの簡単レシピ。
まな板や包丁すら使わず、ただ混ぜるだけですが、味がバッチリ決まります。
新鮮なもずくや切り昆布が手元にある場合にお勧めです。切り昆布が手に入らない場合は、乾燥わかめを水で戻してさっと洗ったものでも代用できます。カニかまは他の練り物製品でもOK。
【材料】作りやすい分量
- 味付きもずく:80g×3カップ分
- 切り昆布(生食用):150gくらい
- カニかま:一袋(70g)
【作り方】
- カニかまを手で裂き、材料を全てボール等入れます
- 混ぜたら完成
(補足や詳細はリンク先を参照)
(出典):●野菜ジュースで簡単☆ツナトマトパスタ●
こちらは、日持ちするツナ缶と野菜ジュースを使用したレシピ。
麺が無い場合はご飯を入れてリゾットにしても美味。
魚のオイル漬け(オイルサーディンやツナ缶等)とニンニクも常備しておくと、少ない材料で本格的なイタリアン料理を作ることができます。比較的日持ちするバケットや乾燥タイプのハーブ類とも相性抜群。
【材料】作りやすい分量(2人分)
- ご飯やパスタ、パンなど:2人分
- ツナ缶:1缶
- コーン:適量
- 野菜ジュース:300ml
- 塩:適量(小さじ1〜2杯)
- コンソメorブイヨン:小さじ2杯 or1キューブ
※レシピには書いていませんが、化学調味料に敏感な人は無添加のものを使用するか、加えず他に旨味の出る食材(肉系や魚介系、乾物等)をプラスするのがお勧めです。乾燥椎茸や乾燥出汁昆布でもOK。
【作り方】
- パスタやご飯を準備している間にその他の全材料を鍋に入れてソースを作ります。中弱火で時々混ぜながら加熱し、味を調節。味が決まったら火力を弱火にします
- パスタやご飯等をソースの鍋に入れ、味が馴染むまでからませたら完成。仕上げにパセリや粉チーズがあると華やかになります
(補足や詳細はリンク先を参照)
【もしものときの対策案まとめ】
●もしも炊飯器が使えなくなったら
→ 同量のお米と水を鍋・飯盒・釜などに入れて炊く。
お米を研いだら平らに均して、指などを差し込んでお米の深さを測り、その深さの2倍になる位置まで水を注ぐと、だいたい適量の水分量になります。
(1~2人なら、旅館などで使用されている台座が付いた小さいお釜と、丸い固形燃料で炊いてもOK。)
フリーズドライのご飯やパスタに、水やお湯を注いで食べる方法もあります。
●ガスが止まる前にできること
→ カセットコンロ・薪・炭などで火をおこせるように準備しておく。お風呂に入れないことを想定して、洗い流し不要のボディー&ヘアシャンプー等もあると安心。
●水道が止まる前にできること
→ 保存が利く飲み水を多めに常備しておく。雨水をできれば貯めておく。近所で水を汲める場所を探して汲めるようにしておく。非常時に使えるトイレグッズも揃えておくと安心です。
●外出できなくなる前にできること
→ 家族全員分の食料や生活用品などのストックを常にしておく。
コンタクトレンズや常備薬などのストックも忘れずに。体調管理に必要なものもあれば準備しておく。
(怪我や病気になった場合の応急処置の仕方も、できれば確認しておいた方が良いと思います。)
それと、他の家族や友人と日頃から連絡が取れるようにしておくのも大事です。テレビ電話などができると、お互いの顔も確認することができるので、心強くなります。
●もしも物が手に入らなくなったら
→ 家族全員分の食料や生活用品などのストックを常にしておけば、そこまで慌てずに済むと思います。
買い溜めはNG。特に、紙おむつや粉ミルク等は必要としている人が優先的に使えるようにしましょう。非常時になってから買い溜めをすると、本当にそれが必要な人が使えない状況になってしまいます。
買うときは本当に今必要かどうかよく考えてから、必要な分だけを買うようにしたほうが良いです。
非常時は街の様子や人の意識も一変してしまいます。
移動したくても移動できない
連絡が取りたくても連絡が取れない
必要なものがあっても手に入らない
食べたいものがあっても食べられない
不便な状況にはなりますが、半分くらいは日頃の備えで乗り越えられると私は考えています。
一人で頑張ってもどうにもならない状況もありますが、できることも結構あります。
例えば、美味しい料理を作って単純に食べてもらうだけでも、食べた人の気持ちを少し明るくすることができると思います。
(私の場合は歌や演奏をしたり、話を聞いたりするのが上手な方ではないので、たぶんできるのは日頃の備えと料理や物作り程度かな‥。)
一人一人皆できることは違うので、無理のない範囲で自分なりに何かできればそれで良いと思います。
皆さんは、もしものときに何ができるでしょうか。
たとえ小さなことであっても、それが震災を乗り越える大きな力になっていくと私は思うのです。
【2021.12,13】
文章全体を読みやすく更新
↓ 無添加くらぶに新しく記事をアップしました
食べ慣れたものを非常時でも美味しく食べたい
面倒な賞味期限チェックはもうしたくない
困ったときにヒントになるような情報を、できるだけ多くの人に伝えたい
時間が経った今でも日々思うところがあって、
私が今書けるだけのことをできるだけ詳しく書いてみました。
微力であったとしても、誰かの役に立つのであれば本望です。
長文のため、時間ができたときに一読していただけると幸いです。
〔本日も訪問ありがとうございます〕
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